再開だ再開

2020年が終わりますね。

この一年は、なんだか非日常的なことだらけで、これ夢オチあるんじゃないかな、って思う瞬間もありました。笑

ある日突然目が覚めて、そしたら2019年あたりのとある朝、みたいな。

でも、ついに大晦日になってしまいましたね。

せっかくなので、この非日常的な一年を、ハイライトで振り返ってみたいと思います。

① 音楽活動の様子が変わりました

僕も、誰も、何も悪いことしていないのに、春先あたりからのライヴが悉くなくなりました。

自分の関わっているバンドも、人前で演奏する機会はほぼなくなり、配信形式のような非接触型の活動が中心に。

そんな中、りゅうちゃんとやっているユニット、ウクレ☆レビューでは、年末あたりから取り掛かっていた初のシングルを、配信の形でリリースすることができました。(ちゃんとその後、盤にもしました)

関わっていただいた方のご尽力に、心から感謝いたします。

ウクレ☆レビューでは、コンテストにも応募し、敢闘賞をいただくこともできました。

こういった状況の中でも、活動を止めずに結果を出していける仲間は大事だな、と感じます。

応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。

② 仕事(に付随したあれこれ)がバリ忙しくなりました

自分は、学校で総務とか経理とか給与とかのいわゆる「事務」をつかさどる仕事をしています。

この仕事、個人的にすんごい面白くて、日々アドレナリンを放出しながら勤めさせていただいているところなんですが。

ただ、面白いがゆえに、面白くなさそうにこの仕事している人に対して「?」となって、

じゃあみんなが面白く仕事するにはどうしたらいいんだ?と考えた結果、

研究会やら組合やら、いろんな外郭団体に片足及び両腕及び顔面を突っ込んでしまった。というわけなんです。

勉強になることばかりで、自分としては最高なのですが、

・脳みそ的にも分身しないと、ひとつひとつのことを充分に考える時間が取れない

・執筆する作業がそれなりに多く、繁忙期はこのブログにも手がつかない(笑)

等の課題も、今年明らかになりました。

どんなことにも全力で向き合いたいけれど、やりたいことと、やるべきことのバランスをもう少し取れてこそ大人なのかな、と感じた一年でした。

③ 大学院の入試に受かりました

前項と経緯は同じです。自分は学校で総務とか経理とか(以下略

この仕事、教育行政や学校運営の知見があるともっと職場に貢献できると思うんですけど、

OJTや身近な研修だけでは、そこを学びきれないんですね。

そんな矢先、とある大学に、僕みたいな職種の人が、働きながら教育行政について勉強できる修士課程が開設されるというニュースが。

これだ!ってときめいたら気持ちは収まらず、

家族や職場の上司にもご理解・ご協力いただき、受験をさせていただきました。

そして幸運なことに、、合格しました!

来春からは、勉強にも精を出して、たくさんのことを掴んでいきたいと思います。

いやおまえ、今さっきバランスがどうとか言ってたじゃねーか←僕もそう思います。

たしかにバランス力は追求したいところだけれど、それ以上に、やりたいことがたくさんある、という自分も大切にしたい。笑

やれる力があるなら、やれるだけやってみる。それだけです。

④ 家族が増えました

詳しくは、こちらの投稿をご参照ください。

あっという間に、息子が生まれてから半年が経ちました。

成長著しく、天パも著しいですが、まだまだこれからだな、と思います。

彼自身の成長もさることながら、彼を通じて新たに作られたり、これまで以上に繋がったりする人間関係に、子育ての面白さを痛感しているところです。

さて、来年はどんな年になるのでしょうか。

今年のトラウマもありますが、どれだけ思い描いても、覆る気がします。笑

ただ、今年よりはいい年にしたいと、みんなが願えば、それなりにいい年になるのでは?とも感じます。

投稿数は少な目でしたが、今年もこのブログをお訪ねいただき、本当ありがとうございました。

来年はたぶんもっと書きます。お楽しみに!

それではみなさん、よいお年を。。。

記録に残す、記憶に遺す 〜本当のレコーディングの話をしよう〜

前回1月19日のライヴの後、
僕のやっているバンド、ブレンブレンドは
再びレコーディングに入りました。

え、レコーディングしすぎ?

いいの、楽しいんだから。笑

今回は、いつもマスタリング(レコーディングの最終作業)でお世話になっている、
ニューヨーク在住のエンジニア、Ryoji Hataさんが来日!ということで
急遽決まったレコーディングセッション。

彼は、David Bowieを始めとする現地のプロミュージシャンの音を作ってきた、プロ中のプロ。
日本でもMisiaやアンダーグラフ、
最近だとクアイフのレコーディング等にもに携わっている、なんていうか超プロ。

そんな彼が、ブレンブレンドのサウンドメイキングに
一から関わってくださるなんて、
この上ない幸せ。。。
いやホントに、貴重な機会をいただきました。

そもそもレコーディングというのは、

①レコーディング(歌や楽器の録音)
②ミキシング(録った音の調整・加工)
③マスタリング(最終的な聞き心地等の調整)

この①から③をひっくるめて言うんだけど、

現代の技術をもってすれば、
②のミキシングのところで

けっこうどんなふうにでも音を直せちゃう

ものなんですよ。

歌の音程やリズムはおろか、
ラップとかにおいては、子音の発音具合とかまで、
上手く聞こえるように、機械で処理することができるんですね。

こんなこと言うと夢がないけれど、
あなたの大好きなアーティストの曲も、
ひょっとしたらけっこういい感じに
加工が施されてるかもしれない、ということなんです。

でも、そうやって直しまくった音は、逆に綺麗すぎて、
アーティスト本来の良さが消えてしまっていることも多いのも事実。

今回、Hataさんが僕らに教えてくださったのは、
いかにその技術に頼らず、
①の段階でいい音を録るか、ということ。

だから今までだったら、OKかなっていうテイクも、
今回はHataさんの、メンバーの納得がいくまで、
たくさんたくさん、録り直しました。
ときには楽しく、ときには修行のように。。。

それが結局、プレイヤー自身の真の演奏力や歌唱力、
ひいてはバンドの力に繋がっていくんですね。

いくつになっても、自分たちに成長のきっかけを与えてくれる人との出会いは、テンションが上がるなー、と
肌で感じました。

今回も、ギターにはサイフォン宮野くん、
そして、もう一人、スライドギターで
ボトールユタカ氏に参加していただきました。

より厚みのあるサウンドに、期待がかかります。
本当にありがとう。

そして、何よりエンジニアのHataさん、
アシスタントの中川さん、
日程調整にご尽力いただいたJ’z Studioの松井さん、
スタジオのスタッフのみなさん。

本当にありがとうございました。

なんでもそうだけど、たくさんの人が関わって作られたものって、
ものすごい力を持ってますよね。

自分が頭の中で考えたメロディーや歌詞が、
バンドや、他のミュージシャンやスタッフのような、
自分以外の人達の思いもまといながら、形になっていく。

レコーディングをすることで、遺っていくものは、
音だけじゃなく、そうした方々との繋がりでもあるんだと、今回改めて思いました。

これってすごく素敵なことじゃないですか?

みなさんもぜひ、レコーディングしましょう。笑

録りの日程も終わりに差し掛かった頃、
Hataさんと、ブレンブレンドというバンド名の由来について話をしていたら、

「まいったな、こりゃあっち(NY)でコーヒー飲むたびにおまえらのこと思い出すじゃないか」

なんて冗談言われて。

冗談で終わらせるつもりはないぞ、と個人的に誓ったのはここだけの話。笑

ホントに、完成が待ちきれない!
乞うご期待。

さて、次回の中吉小吉は、

いま突き詰める意味ある?僕がブログを書く理由

です。お楽しみに!