三文っていくら?

譜面を書いたり、個人練習をしたり、

「独りで」対象と向き合う時間が何かと多いのが、音楽の特徴かもしれないですね。

ここ数年、僕のそんな時間は、もっぱら朝。

もうどうしようもなく、早起きしちゃう日、あるじゃないですか。楽しみなイベントの前とか。

よく分からんのですけど、僕、それ毎日で。

楽しいことがあってもなくても、だいたい一回起きちゃう、5時前後に笑。

でもその早起きを、およそ30年という歳月をかけて、だいぶ武器にできるようになってきた、という話です。

朝一番に音楽やることのメリットは、気持ちがニュートラルなこと。

ほら、仕事で躓いた日の帰り道に、ハートフルな曲が心に沁みたりすること、あるじゃないですか。

あーいうのが全然なくて、

音楽を、より冷静に音楽として捉えられる

みたいなモードに入れるんです。

もうバリバリ捗る。空腹以外何も邪魔するものがない感じ。けっこうお腹は空きます

あと、「時間に限りがある」のも良いところ。

最近気がついたけど、このマインドは自分にとって非常に大切で、

朝の身支度まで、とかリミットがあるほうが、だらだらしない(し、納期を感じることでプロっぽい気分にもなれます。笑)

やるべきことにエネルギーをぐっと向けられるんですね。

最近は朝もあったかくて、気持ちいい感じになってきたので、

より有効に、この時間をつかっていきたいですね☆

なにこの健全な記事。笑

みなさん今週もお疲れさまでした。

それでは今日はこの辺で。

好きにした

ご存知ないかもしれませんが
僕、ウクレ☆レビューというユニットで
音楽活動をさせていただいているんです。

え、知ってました??
最近SNSで騒いでるあれでしょ、って?

そうなんです。

このたび、なんと
6/30に新譜をリリースすることになりました!

サムデイ サムバディ/ 302

ウクレ☆レビューにとっては初となる、
両A面(どっちも主役って意味ね)シングルです。

僕らはいつも、2人で活動していますが、
今回は初のスタジオ盤ということもあり、
豪華なフルバンドアレンジでレコーディングをさせていただきました。

演奏をサポートしてくれたのは、実力派のミュージシャンたち。

ギターにはEASTOKLABの西尾大祐さん。
曲ごとに、表情の違う魅力的なギターを聴かせてくれました。

ドラムにはYUNOWAの島村一輝さん。
繊細かつ大胆なグルーヴで、今回のギグを支えています。

そして、302のストリングスアレンジでは、多方面でご活躍中のキーボーディスト、島崎敦史さんにお力をお借りしました。
曲を際立たせるきらびやかな弦の運びは必聴です。

レコーディングは、おなじみ日進のJ’z Studioにて。

ミックスとマスタリングは、
アメリカ在住の著名なエンジニア、Ryoji Hata氏にお願いをしました。
高級なオーディオ機器でも、カーステレオでも、スマホのイヤホンでもブレない聴き心地。
これは精度の高いミックス、マスタリングの賜物です。

そして、素敵なジャケットデザインは、Pealさんに手掛けていただきました。
ウクレレと鍵盤で表現できる世界の鮮やかさと楽しさが、伝わってくるでしょ?

本当に、誰が欠けてもできないものを作ることができたと思います。
関わっていただいたみなさん、ありがとうございました!

最初にメロディを形にしていくときは、
その音楽は僕だけの、個人的なものです。
それが、こうして多くの人の技術や気持ちを経由しながら、
作品として完成されていく。

アクが強いものも、溶けて消えそうなものも、
混ざり合うことで、ひとつの曲に必要不可欠な音になる。

まさにポップスだなと思います。

細かいこと、語り出したら止まらないので、
まずはひとつ、お聴きいただければと思います。

6/30(火)より、各種配信サイトでリリースです、6/30ですよ、6/30。何回言うねん。

ちなみに、iTunes StoreとGoogle playでは、
昨日から試聴と先行予約がスタートしています。
お耳に合ったら、どんどん予約してくださいね。

さらに、サムデイサムバディは、
ショートバージョンのPVも公開しています。

こちらのロケは、鶴舞のK.D ハポンさんで行いました。
場所がいいので、いい画がたくさん撮れています。
お時間のある方は、ぜひこちらもお楽しみください。

さて、やることはだいたいやりました。たぶん。

世に出た瞬間から、曲は僕らだけのものじゃなくなります。
少々寂しい気持ちにもなりますが、
それ以上に、これらの曲がみなさんの元に届くことが、嬉しくてしょうがありません。

長い目で、もとい長い耳で、じっくり育ててもらえると幸いです。

それでは、今日はこの辺で。

2年越しのプライズ

土曜日。

ウクレ☆レビューでインスタライヴをした後、
そのまま家の近くのハワイアンカフェへ。

著名なウクレレアーティストである、
岡田央(おかだ ひろし)氏のライヴを聴きに行きました。

歌もウクレレも、超一流。
アットホームな空気が素敵な、いいライヴでした。

セカンドステージではなんと、岡田さんのご好意で、
ウクレ☆レビューも演奏させていただくことに。

僕は急遽、車で1分の自宅から鍵盤を持ってきたのでした。どうだいこの機動力。笑

会場からは暖かい声援と、拍手と、
初めてのハナホウ(アンコール)もいただき、
気がついたら4曲も演奏していました。いやこれ普通にライヴじゃん

会場のみなさま、本当にありがとうございました。

ウクレ☆レビューは、もともと2年くらい前に、
ウクレレ始めたてのりゅうちゃんが、コンテストに出るために組んだユニットでした。

そのコンテストで、幸運にも僕らがいただいた賞が

岡田央 賞

だったんです。
そう、彼はそのとき審査員だったんですね。笑

僕は演奏後に、別の予定で現場を離れたので、
りゅうちゃんから受賞の話だけを伺って、
喜んだけれど、どこか実感が湧かなかったのを覚えています。

だけど昨日、ライヴのあと、岡田さんとお話をする中で、
あぁ、自分はこの人に、演奏を評価してもらったんだなぁと、

2年越しに、ようやく賞をいただけたような気になったのでした。

嬉しかったな。

さて、来週の土曜日も、ウクレ☆レビューでライヴをします。
場所は、日進市にある登録有形文化財

「旧市川家住宅」

雰囲気のいい古民家で、夜6時からの演奏です。

てかこのチラシ最高じゃない?笑

お近くの方はぜひいらしてくださいね。

二足のわらじ、三足のスニーカー

その電話は、仕事納めも間近に迫った12月の終わりに、突然かかってきた。

散髪中の僕は、ポケットで振動するスマートフォンを一度はスルーしたものの、それが勤務先からのコールだと分かると、思わずスタイリストさんの手を止めさせる。

仕事のミスだろうか。それとも、昨日のお昼に洗ったお弁当箱、置いてきちゃったとか?

まるで心当たりの無いまま、仕事用の自分を意識の底から叩き起こして、喉元に呼びつけた。

「もしもし、職員のかみゆです」

「あ、かみゆさん、コールバックありがとうございます。ちょっと、お願いしたいことがあって」

電話の向こうは、少しホッとしたような声。どうやら怒られるわけではなさそうだ。

しかし、次のフレーズに僕は唖然とする。

「卒業式の、ピアノ伴奏をやっていただきたいんです。」

ことの始まりは、職場の忘年会だった。

お酒に酔った僕は、つい勢いに任せて、自分のバンド活動のことを惜しげもなくカミングアウトしてしまったのだ。

ちょうど当時、自分のバンド、ブレンブレンドがレコーディングをしていた時期ということも重なり、

おそらく、うざったいくらいのアピールをしたのだろう。あんまりよく覚えていないけれど。

それがどこから漏れたのか、上司の耳にも入ったというわけだ。

式典行事のピアノ伴奏というのは、基本的に教員が務めることが多いが、ご察しのとおり、この国の教員全員がピアノを弾けるわけではない。

そして、仮に弾ける方がいたとしても、その方の受け持つ学年や当日の教職員の動静により、ごく稀に「伴奏者が誰もいない」状況が発生する。

今回はそうした経緯から、職員である自分にその役が降りてきたというわけだ。

国歌、校歌含め全5曲。なんとも身に余る光栄。

とはいえ、文字通り自分は「職員」である。

常日頃、教壇に立つこともなく、子どもたちとの関わりも、教員とは比べ物にならないくらい薄いのが現状だ。

自分はこの話を、引き受けるべきなのだろうか。

迷いに迷う自分の脳裏に浮かんできたのは、職場の方々との毎日だった。

4月に異動してすぐ、ともすれば孤独に苛まれやすい一人職の立場である自分を、暖かく迎えてくれた上司。

いつだって、気兼ねなく声をかけてくれる先輩方や同僚たち。

考えてみると、僕はすでにこの職場から、多くのことを与えられ、学んでいた。

だから、返そう。せめて、自分ができることで。

迷いは、一瞬で消えた。

スイッチが入ると、現状なんてあっという間に変わる。

僕は3学期の始業式で、鮮烈かっこわらいな「謎のピアノの人」デビューを果たし、

行事では保護者の方の参観中にBGMを引き倒し、

週に2回は校門に立って朝の挨拶をした。

その甲斐あってか、あっという間に僕の存在は子どもたちになんとなーく知れ渡り、

大きな抵抗もなく、彼らの輪の中に入っていけるようになったのである。

合唱の伴奏というものは奥が深い。

一見、すでに完成された歌に沿って演奏しているイメージがあるが、

どちらかというと歌をリードする役割が強く、指揮の要素があるように感じる。(指揮の経験がないのに、それっぽく言ってごめんなさい。笑)

それは、ふだん自分が得意としているような「ある程度の主体性を持った歌に寄り添う」奏法とは真逆のアプローチである。

テンポやダイナミクスも含め、自分自身が事前に歌を解釈し、分かりやすく演奏で示さなければならないのだ。

3月。練習は佳境に入る。

様々な方にご助言をいただき、各曲のセクション一つ一つをより深く掘り下げる日々が続いた。

その過程はせっかちな自分にとっては修行のようなもので、匙を投げたくなることもあったが、

成長著しい子どもたちを目の前にすると、負けていられなかった。だってみんなすげー上手くなるんだもん。笑

お互い、技術だけでなく、気持ちも高め合いながら、

あっという間に練習は最終日を迎える。

ひと通りリハーサルが終了したところで、

学年主任の先生は、門出の言葉や歌の総評を述べた。

そして。

「今日までずっと、伴奏をしてくださった、かみゆさんにも一言いただきたいと思います。」

初めて、彼らの前で、演奏以外の手段で、気持ちを伝える場をいただいた。

何を話そうか。そんな迷いはなかった。

だって、迷いは、とうの昔に消えていたから。

自分の立場がどうであるとか、そんな遠慮だってもういらない。

僕は、ぽつりぽつりと話し始めた。

「音の速さって、どのくらいか知っていますか。

1秒で、だいたい330m。思ったほど速くないでしょう。

だから、この体育館のピアノと、みんなの歌っている場所の距離でも、お互いの聞こえる音には少し遅れが生じます。

最初は、そのずれた分を合わせるのがとても大変でしたね。

でも、今日の歌は、みんなの息もばっちりだったし、伴奏ともしっかり合っていて、とても良かった。

なんでだと思う?

もちろん、みんなの技術が向上したのも一つの理由ですが、

それ以上に、みんなの気持ちが、一つにまとまったからだと、僕は思うんです。

気持ちは、音なんかよりもずっと速く、人の心に届くんだ。

だから、音の速さの問題を越えて、僕らはバチっと合わせることができたんです。

明日は、お世話になった方が、この体育館にいらっしゃいます。

最高の気持ちと歌を、みなさんに送りましょう。」

当日のことは、意外にもあまり覚えていない。

恐ろしいくらい、何もかもが一瞬で終わってしまった。

ただ、式が終わって、外で卒業生を送り出しているときに、

あぁ、この仕事をしていて本当に良かったな、

音楽を続けていて本当に良かったな、

というフレーズが、頭の中をループしていたのを覚えている。

この2つの思考が、同居するなんて。

人生への肯定感に満たされ、自分はなんて幸せ者なんだろう、と思った。

それと同時に、このような機会をくださった上司と、職場の方、子どもたちみんなへの感謝の気持ちで、胸がいっぱいになった。

結局、最後の最後まで、僕は与えられるばかりで、卒業生を送り出してしまったけれど、

このお礼は、ペイ・フォワードだ。次に出会う人たちのためにとっておこうと思う。

彼らもそれを、きっと分かってくれるだろう。

ちなみに、僕は職場で、かみゆとは呼ばれてないですよ。

そこだけはフェイクで。でも後は、だいたいノンフィクション。

とある学校事務職員の、とある年度末の、お話。

いま、ここの、幸せ

みんなの思ってること、言うよ。

急に寒くなりすぎ。

せめてワンクッションほしかったですよね、
心の準備、したかったですよね〜
みなさん体調崩してないですか?
暖かくして、ブログ読んでくださいね。

さて今日は、特に需要はないんですが、
僕がこの世で一番好きなクリスマスソングについて話をさせてください。笑

タイトルは、Tennessee Christmas(テネシー・クリスマス)

一番有名なのはこの人のバージョンかしら。

メロディーもさることながら、歌詞が素晴らしい。
簡潔にまとめると、

コロラドでは屋根にたくさん雪が積もっていたり、
LA
では逆に暖かい休日になっていたり、
それぞれ羨ましくも思うけれど、
でも私は、ここテネシーで過ごす優しいクリスマスが
私にとってかけがえのないもの

みたいな内容。

なんかもう、この考え方自体が、自分の中でバシッとはまるんですよね。

日本では、クリスマスと言えば、
テンプレートのように、誰かと華やかに過ごすのが良し、みたいなイメージあるけど、

結局それは、他者(というか、そこでお金を稼ぎたい方々)に作られた幸せでもあり、
それが全てみんなの幸せであるとは限らない。

自分の心の中にある、本当の幸せを見つめられる人にとっては、
クリスマスそのものがめでたく感じたり、どんな境遇でも楽しめちゃったりするわけです。

かくいう僕も、一人で教会に行き、帰りにインドカレーを食べて帰ったクリスマスが過去にありました。
メリークリスマスならぬカレークリスマスでした。あれめっちゃ幸せな夜だったな。笑)

そしてきっと、これはクリスマスに限った話ではないですね。
進学、就職、結婚、出産、、、
正解どおりのライフステージを進めれば、
誰もが幸せになれるみたいな風潮は未だにあって、
それゆえたくさんの人が悩んでいるんだろうなと思う。

本当の幸せは、いま、ここで自分の心が感じるものが、
新鮮で最高の味わいに決まっているのに、
どうしてそこに満足がいかなかったり、自信が持てなかったりするんだろう。グルメかよ。

この曲を聴くと、そんな疑問が思い浮かんで、
あー考えさせられるなぁって、
あの日のカレーの味思い出すなぁって、
ちょっと泣く。笑

いや、深みのある素晴らしい歌です。
皆さんぜひ聴いてみてくださいね。

さて、今日は南大高のオステリア・ラ・ロンディネでウクレ☆レビューのライヴです。

ちょっと早いけど、今年はこれでライヴ納め!
精一杯演奏してきます。

年内最後のライヴがイタリアンレストランだなんて、おしゃすぎる。。。
おしゃな立ち振る舞い心がけよう。。。

さて、次回の中吉小吉は、

今年も発表!第29回、今年やり残したこと選手権

です。お楽しみに〜。

流暢に読ませて。

この一週間で、

浅尾、荒木、岩瀬、3人も!引退だなんて!

と打ちひしがれたのは僕だけではないはず(泣)

そんな引退にまつわる話ということで、

野球とは何の関係もないテーマで一席お付き合いください。

先日、ある若いアーティストが引退を発表して、ネット上でも話題になりました。

その後、引退に関する彼の発言を機に、SNSが大荒れに…!
いわゆる炎上というやつです。

その燃え盛る炎の中、彼が

アーティストにも客選ぶ権利があるんだよ!!!

と宣ったもんだから、火の勢いはさらにまして、消火活動が困難に…

とまぁ、こういう話なんですけれど。

この「アーティストの持っている客を選ぶ権利」について

いやこれ、あって然るべきだよねー!

というのが、僕の見解なのであります。

正確には、権利というか、狙い、でしょうか。

こういう年齢層、性別、収入の人に好かれる音楽を、と
細かく狙いを定めることは何ら間違いじゃないと思うのです。

彼はその狙いと、自分自身に付いてきた人たちの層が合ってないと主張し、
悲しいかな意図せず付いてきてしまった望まないクラスタの人たちのデモを喰らってる、というところなのでしょう。

彼の発言に対する、その方々の反応は冷ややかで
やれファンに謝れとか、トップアーティストはそんなこと言わないとか
いわゆるモグラ叩き状態になっていますが、

僕は全くそうは思わない。

むしろお金とズブズブ仲良くなり過ぎてしまった音楽の世界に、いい石投げt以下略

そもそも音楽家の音楽以外の部分、いわゆる人間性や言動に対して、
評価や批判をするのはファンとして白痴すぎないか?とも感じます。

ただ、大衆向けの音楽ビジネスというのは、ある意味その白痴を拠り所に成立しているところもあって、
なんか悶々としてしまうんですよね。

本来であれば、

このアーティストの音楽、いいよね!

くらいまででちょうどいいと思うのですが。

ほら、SNS上でも、
あ、この人、このアーティストがいないと
ATフィールドが崩壊して人の形を保てなくなってしまう…みたいな人、たまにいるじゃないですか。笑

個人的な感覚で言えば、それはファンではなくて
現実世界では能力的に埋められない精神的な欠陥を
何かを好きになるという行為で埋めようとしている人

なんですよ。

そして悲しいことに、彼らの多くにはその自覚がない。

さらに悲しいことに、そうした人のつぎ込むお金で音楽活動をしているアーティストは、
必然的に彼らを引きはがせなくなってしまうという、負のスパイラル。

音楽とはまるで関係のない部分まで、けじめなく好かれてしまって、本当に必要な音楽的技術の向上とか、新たなアプローチとか、
そうした一歩を踏み出す原動力を損なわれてしまう。

盲目的にアーティストを好きになることって、
そういう可能性を孕んでるんですよね。

いや、その、
批評家とかではないです。笑

おそらく近い将来、技術革新によって
鼻歌を高度なレベルで編曲するプログラムくらいは開発されるでしょう。

そうすると今までアーティスト達がものすごーいお金を使って作っていた音楽が、
いとも簡単に、手間暇かけずにできるようになる。

そうすると、知り合い同士で歌や曲を作りあったりして、
音楽を楽しむ社会は現在よりもミニマムなものになるかと推測されます。

レコード会社や、スポンサーといった
組織から与えられた音楽ではなく、
家族や友達のような、自分自身のつながりから、好きな音楽を探せる時代。

大切な贈り物や、コミュニケーションのツールとして、
自分自身の思いを、誰もが歌にできるミュージカルのような時代。

素晴らしくないですか?

僕はそんな時代を見届けてから死にたい。

でも、そんなふうになっちゃうと、
儲からなくなってしまう人がわんさか出てきてしまうので、
時間はかかる、というか、かけなくちゃいけないとも思うんですよね。

ゆるやかーに、水面下で、バレないように、
この話にご賛同いただける方みんなで進めましょう。笑

いや、その、
活動家とかではないです。笑
音楽を、もうちょっとだけ、みんなのものにしたいだけ。
みなさんのご意見も、ぜひお聞かせくださいね。

名古屋で一番ポップな夜

土曜日。

鶴舞のK.D japonで、ブレンブレンドの主催イベント。その名も、

キマメリズム’18

たくさんの方にお越しいただき、
大いに盛り上げていただきました。

一緒に素敵な時間を作ってくれた、

Wonder of Hippos

Rain caughts

そして、会場のみなさん、

本当にありがとうございました!

今回、共演した2つのバンドともが、
それぞれ新曲を準備してくれていました。

どちらもすごく良い曲!

初披露の場として、キマメリズムを選んでいただいたことが嬉しくて、
イベントに対する意気込みを強く感じました。

そして僕らも、負けじと。

新曲、GREETING CUPは
りゅうたろう作のアカペラナンバー。

クラシカルで繊細な歌い出しから、
緩急をつけて盛り上がっていくメロディとハーモニー。

およそ1分半の凝縮された時間の中で、
ブレンブレンドの魅力とポテンシャルが伝わるすごい曲。

そんな感じで僕らのパフォーマンスは始まり、

そして、

あっという間に終わりました。本当に。

1. GREETING CUP
2. ボンジュール ボンジュール
3. Your Best Future
4. 魔法のカード 〜E.T.C.〜
5. かげろうの向こう側
6. But, you can fly.
7. 続け二人の物語
8. ブレンブレンドのテーマ

En. ながれ星

僕らは、わりかし大声で、ポップなバンドであることを豪語していますが、

個人的にはいつも、

ポップっていったいなんだろう?

と考えたり悩んだりしています。内緒だけど。

その昔、Bring on the nightという映画の中で、
スティングのバンドで演奏していた、ベーシストのダリルジョーンズが、

「ポップスの弱点はメッセージ性がないことだ。
世界を見て、何かを伝えようとする知性が足りないのだと思う」

と言っていました。

感覚的だけでなく、知的にも楽しめるか否かが、
ポップスの課題であり、僕らのようなバンドが目指すところなのかもしれません。

でも、ブレンブレンドならそれができそうな気がしなくもないように思われる可能性がある確率が高いと存じ上げる!(謙虚にいきすぎ

そのためには、右脳にも左脳にも聞き応えのある歌を、
どんどん作って、演奏していくほかにないと思うんです。

いやぁ、やってみたいよね、人生一度きりなんだからさ。

ひとまず、みなさんお疲れさまでした!

また会いましょう、一緒にやりましょう。

(all photos by 水野トモキ)

餃子の皮の柔らかさと、口の中でほどけるようなタネの優しい舌触り、そしてあっさりとした味付け、例えるなら子どもの頃の夏のワクワクをそのまま頬張るようn

タ、タイトルが勝手に。。。
ライヴの話をしようとしています、失礼。

昨日は浜松でRosebud RIE & Blues Bloodのライヴでした。

毎年催される、浜松ブルースフェスティバルというアツいイベント。
4年ぶりに出演した今回も、思い出に残る演奏となりました。

会場は駅前の広場「ソラモ」。

ものすごい天井高くない?笑

開放感あふれるステージで、気持ちよくライヴができました。

ブルースっていうと耳馴染みのない人もそれなりにいるだろうけれど、
イベント中、どのバンドのステージも盛り上がってる様子を見て、

浜松のみんなは、音楽好きだな!

って感じがひしssしhしと伝わってきました。
↑この言いにくさホントなんとかしたい

以前の記事で書いたとおり、
僕にとってブルースは、まだまだ「修行」の音楽なのですが、
そんなこと関係ないって思えるくらい、
聴きに来ていただいた方に力をもらえたステージでした。
本当にありがとうございました!

Blues Blood、今年はよーけライヴをする。

10月の連休は広島と松山にツアー。
と、その前に、名古屋は今池、valentinedriveにて。

対バンのRockin Sevenと、盛り上がりますよ。
みなさんぜひお越しくださいね!

音の速さと光の速さと

昨日はこれ。

Nisshin Wind Orchestraのコンサート。

ブレンブレンドでベースを弾いているりゅうたろう氏が、
コントラバスを弾いたりタクトを振ったりしているということで、
気になって行ってみた。

聞くと、今年の4月に始動した楽団だという。
練習期間を考えると、必ずしも十分時間があったとは想像し難いけれど、
演奏が始まるとそんなこと忘れてしまうくらい、一体となった音が会場中に響き渡った。
かけた時間とエネルギーが余すところなく客席に届く、
とても気持ちのいいコンサートだった。
そして、りゅうたろう氏もまた、いつもどおり、
いやいつにも増して、終始なかなかいい感じであった。笑

彼を見ていると、
クラシックもロックもポップスも、
オーケストラのコンサートも、バンドのライヴも、
ひとつの音楽として繋がっていることを強く感じる。

そういう人と、演奏ができることはとても貴重だ。

それぞれの音楽ジャンルが枝分かれしまくった今だからこそ、
音楽は、まず音楽で一枚の織物なのだということを意識できるように。
縦の線や横の線だけで物事をを考えたり、主張したりしないように。

自分も、時間とエネルギーをかけて、精進しよう。

(してなかったら、その都度言ってください。笑)

そして、そんなりゅうたろう氏と組んでいる、ウクレレとピアノのユニット、ウクレ☆レビュー

今月末、8/26(日)にライヴが決定!

場所は、日進市にあるプライムツリー赤池
念願の階段みたいな客席の前で遊んじゃうよ。笑
時間は、16:00からと17:30からの2ステージ。
ショッピングモール内で入場無料なので、
お買い物がてら是非お越しください!

それではまたー。

But, you can fly.

子どもの頃から、和菓子は好きでしたが、
あずきバーの美味しさに気がついたのは、
もうだいぶ大人になってからでした。

氷菓好きの僕にとって、
あずきバーが氷菓だと知ったときの感動はそれはもうすごくて、
未だに言葉で言い表せないほどです。
たぶん言葉になったら一曲書けそう。笑

さて、昨日はブレンブレンドのライヴでした。

お越しいただいた皆様、
対バン、もとい対ソロアーティストの皆様、
ハートランドのスタッフの皆様、
本当にありがとうございました。

バンドをやっていると、ときに

「この人は音楽じゃなくてもいいんだろうな」

という人に出会うことがあります。

自尊心を満たしたい、
他人から認められたい、
モテまくってお金持ちになりたい、
いーてぃーしー。

これらは動機として不純なわけではないけれど、
強すぎると目的と手段があべこべになってしまって、
フォースで言うところの暗黒面に堕ちてしまうんですよね。笑

でも事実、その暗黒面に堕ちた人が成功を収めてしまうことで、
後進の人もそこに追随してしまっているのが、いろんなところで見られたりして、
僕は日々、モヤモヤしているのです。笑

だけど昨日の共演者の方々は、そんなことを微塵も感じさせない、
純粋に音楽への「好き」を感じる
素晴らしいアーティストばかりでした。
またいつか、どこかでご一緒できたら嬉しいものです。

そして何より、ブレンブレンドのみんな、ですよ。

音が鳴っているその瞬間を、
その音が届く瞬間を、
全力で楽しめる同志たち。

これからも、大切にしたい繋がりです。

次回は9月!年に一度の主催イベント、
その名も「キマメリズム」

秋の始めでお忙しいかとは思いますが、
皆様お誘い合わせのうえ、ぜひお越しください。

こうも連日猛暑日が続いてると、
本当に今年は秋が来るのか、疑り深いところではあるんですけどね。
たぶん、これがまた涼しくなるんだよね、四季ってすごい。