主役はキミだ。

昨日は日進が誇るショッピングモール、プライムツリー
ウクレ☆レビューのライヴでした。

今回は、赤池まち灯りプロジェクトの一環で行われた、音楽祭での演奏。
これは、竹あかりや三角灯篭の製作を通して、
赤池の夏に新しい文化を!というコンセプトの取り組みらしい。素敵。

僕らも、そんな文化づくりに力添えできるよう、精一杯演奏しました。

ショッピングモールでの演奏のいいところは、
ふらっと立ち寄り、聴きたいだけ聴いて、
好きなタイミングでお買い物に戻れるところだよね。笑

そんな自由な雰囲気の中、たくさんの方が
足を止めて、僕らの音に耳を傾けてくださいました。
本当にありがとうございました!

ウクレレと聞くと、ハワイアンのイメージが強いけれど、
僕らのレパートリーにハワイアンはまだ無い。笑

耳馴染みのあるポップスやオリジナルを中心に、
ウクレレの音色そのものをお楽しみいただく、新しいスタイル。

アレンジも含め、こういう形で演奏していると、
自然とオーディエンスの心も、音楽ジャンルの壁を超えて楽しみ始めることがある。

今回も、とあるJ-POPの曲を演奏した後、
どちらかというと歌謡曲とかを聞きそうな世代の奥様たちが、
初めて聴いたその曲のタイトルを一生懸命覚えようとしていた。

あぁこの方たちは、いま出会った曲を、覚えておきたいほどいいものだと思ったんだな。

そんなふうに考えたら、自分が書いた曲とかじゃないのに、めちゃくちゃ嬉しくて。笑

自己表現とかの枠を超え、歌や曲そのものが主役になって
聴き手に飛び込む瞬間を、垣間見た気がしました。

こういうことがあるから、音楽はおもしろい。

ウクレ☆レビューは、まだまだ走り出したばかり。
またどこかの街のどこかの場所で
みなさんとお会いする日を楽しみにしていますよ!

ていうかぜひ呼んでください!笑

それではまた。

2018.8.26 @プライムツリー赤池

1st stage

1. introduction
2. きかんしゃトーマスのテーマ
3. Sunday Morning
4. RAIN
5. 人生のメリーゴーランド
6. Off The Shore!
7. ながれ星

2nd stage

1. 少年時代
2. Isn’t She Lovely
3. Over The Rainbow
4. Don’t Stop Believin’
5. Off The Shore!

(photos: 日進音楽協会設立準備委員会)

鶴を折る、ということ

千羽鶴」という歌を知ったのは2年ほど前のこと。

僕自身、長崎には訪れたことはないけれど
初めて聞いたとき、詞や曲がとても心に染みて、
だけど同時に、理由の分からない引っかかりを感じた。

それから月日が経ち、
先日、初めて広島へ。

平和記念公園に飾られた、幾多の千羽鶴を拝見して、
ようやく、その引っかかりの謎が解けた。

要は

僕らは鶴を折り、平和を祈ることしかできないのか。

ということだ。

世の中には、人並み外れた技能を持っていたり
地位や名誉、財力のあったりする人が、
案外たくさんいるように思う。

その人たちが、本当に心の底から平和を願うのであれば、
自らのもっているものを総動員して、
鶴を折る行為よりもより意味を感じさせる行動をとるはずだ。

でも、きっと、
僕があの公園で見た鶴の中には、
そうした行動ができるはずの人の「思い」だけが、
鶴を折ったことで昇華されているという実態もあるのではないか。

もしそうだとしたら、これは何とも、もったいない。

加えて今日、SNSでも多く見た「日々の平和に感謝し、これが続くように祈ろう」というフレーズ。

素敵だけれど、書いた人の多くは、そこで平和への思いを完結させてしまっている。

そうではなくて、

近代史を多角的に学び、自分の意見をもち、
争いに至る人の心の動きを深く分析し、
そばにいる人との関係を見つめ直す。

エビデンス無しに何でも批判したがるクラスタはさておき、
この国の人なら、ちょっと考えればこれくらいのことはできるんじゃないだろうか。

冒頭の「千羽鶴」の詞では、これでもかというくらい「鶴を折る」のだけれど、
その言葉を額面通り受け取るのではなく
どういう意味が込められているのかじっくり考えていくことが
僕らの世代の宿題なのかもしれない。

音の速さと光の速さと

昨日はこれ。

Nisshin Wind Orchestraのコンサート。

ブレンブレンドでベースを弾いているりゅうたろう氏が、
コントラバスを弾いたりタクトを振ったりしているということで、
気になって行ってみた。

聞くと、今年の4月に始動した楽団だという。
練習期間を考えると、必ずしも十分時間があったとは想像し難いけれど、
演奏が始まるとそんなこと忘れてしまうくらい、一体となった音が会場中に響き渡った。
かけた時間とエネルギーが余すところなく客席に届く、
とても気持ちのいいコンサートだった。
そして、りゅうたろう氏もまた、いつもどおり、
いやいつにも増して、終始なかなかいい感じであった。笑

彼を見ていると、
クラシックもロックもポップスも、
オーケストラのコンサートも、バンドのライヴも、
ひとつの音楽として繋がっていることを強く感じる。

そういう人と、演奏ができることはとても貴重だ。

それぞれの音楽ジャンルが枝分かれしまくった今だからこそ、
音楽は、まず音楽で一枚の織物なのだということを意識できるように。
縦の線や横の線だけで物事をを考えたり、主張したりしないように。

自分も、時間とエネルギーをかけて、精進しよう。

(してなかったら、その都度言ってください。笑)

そして、そんなりゅうたろう氏と組んでいる、ウクレレとピアノのユニット、ウクレ☆レビュー

今月末、8/26(日)にライヴが決定!

場所は、日進市にあるプライムツリー赤池
念願の階段みたいな客席の前で遊んじゃうよ。笑
時間は、16:00からと17:30からの2ステージ。
ショッピングモール内で入場無料なので、
お買い物がてら是非お越しください!

それではまたー。