土曜日。
昨年度まで勤めていた職場の運動会。
差し入れをもって、片道1時間弱の道のりを、久しぶりに辿る。
通勤してる分にはそんなに感じなかったけれど、
めっちゃ遠い。
どこもかしこも運動会をしてそうな5月の曇り空の下、
来賓という馴染みのない立場で、笑
そわそわしながらの、観覧。
。
。
僕の仕事は、一般的には子どもたちと関わる機会が少ないのだけれど、
5年間も勤めると、半分くらいの子たちについては、顔と名前が容易に一致する。
そしてそれは子どもたちにとっても同じだ。
僕自身、子どもの頃は存在すら知らなかった「先生ではない」職員という立場の自分を
それなりに覚えていて、声をかけてくれた。
こみ上げるノスタルジー。
。
。
学校の規模や、子どもの実態、
はたまた時代背景なども影響して、
学校行事の内容は目まぐるしく変化する。
特にここ数年は、組体操への安全意識の問題から、
多くの自治体で演技内容が見直されたという。
ここの運動会も、例外ではなかったけれど、
今年は集団行動の要素を上手に取り入れて、
危なくなく、かつ見応えあるモノになっていた。
先生も、そこについて行く子どもも、すごいな。
そんな感じで、保護者の方とはまた一味違った感動を覚えたのでした。
。
この類の仕事は、子どもの達成感だけでなく、
保護者の方や地域の方といった、
大人の達成感も満たさなきゃいけないところに、難しさがあるのだと思う。
教育とは、誰のためのものか。
本来は、社会全体でここに意識を向けるべきなのに、
大人たちが器用に匙を投げまくった結果、焦点がボケてしまったような気もする。
いかんよね。
自分には何ができるんだろう、と悩むけど、
悩み続けるのも答えなのかな。
。
。
帰り際に、卒業生に声をかけられた。
いなくなったから辞めたって思っちゃいましたよって。
なんでそうなるんだよ!次のところで頑張ってんのさ。
そう言ってしまったから、
明日からまた頑張ろう。笑